帯解寺では毎年11月にお寺に伝わる仏像や絵画などの、秘仏秘宝特別開帳を開催いたしております。
当寺の御本尊様「帯解子安地蔵菩薩」に加え、春日赤童子や不動明王、三面六臂大黒天などの普段は公開されない貴重な仏像に加え、名だたる画家たちの絵画などを一堂にご覧いただけます。
ぜひこの機会にご拝観くださいませ。

開催日時

期 間令和6(2024)年 11月11日(月)~11月16日(土)
時 間9時~16時
拝観料大人1人 600円

受付場所

秘仏秘宝特別開帳にお越しの方は、帯解寺境内の駐車場に建っております信徒会館「清和閣」1階にお越しください。入って左手のお部屋にて、受付させていただきます。

受付場所信徒会館 清和閣 1階
会  場信徒会館 清和閣 1、2階 + 本堂

展示品一例

帯解寺秘宝:春日赤童子画像
春日赤童子画像

室町時代・奈良市指定文化財

春日赤童子は春日赤童子は春日大社の第三殿の祭神である、天児屋根命(あめのこやねのみこと)にあたるとされ、春日護法神で、また法相宗を護持する尊像でもあります。

本像は右手で杖をつき、その上に左肘をおいて、顎を支えるという通例の姿に表されています。頭髪、装身具、衣の地紋様、杖、岩座などに金泥の使用が目立つ美作です。

本像は、赤童子の最も早い作例の一つにあげられ、中世における春日信仰のあり方を示す貴重な画像となっています。

不動明王立像
不動明王立像

江戸時代

不動明王は、真言密教の主尊 大日如来の成り代わった姿とされ、心の迷い・煩悩を取り除き、全ての人を救うため、憤怒の表情を示しています。

右手に握っている利剣は「悟りの智慧」を象徴し、心の迷いを断ち切ります。そして左手に持っている羂索の縄で、煩悩を縛って封じ、正しい教えの道へと導いてくれるのです。

不動明王坐像(黄不動)

平安時代 歴代住職念持仏

当寺の寺宝目録(江戸時代)に「不動明王 智証大師之作」とある像が本像にあたります。智証大師とは円珍のことで、空海の甥(もしくは姪の息子)にあたり、入唐八家の一人です。滋賀県大津市の三井寺には、秘仏として伝わる、全身が黄色の不動明王(黄不動)の国宝仏画があり、これは智証大師は洞窟で修行中に金色の不動明王を感得し、比叡山や渡唐上で、この不動明王に再三身の危険を救われ、その姿を描き留めたものとされています。
本像は現在では色が大部分剥落していますが、黄色(金色)の痕跡が今でも残っていることから、三井寺の仏画と同じく大変珍しい「黄不動」であることがわかります。
また憤怒の形相でありながら、激しさを抑えた顔立ち、衣紋の浅い彫りは平安時代の作風の特徴を有しています。台座・光背・厨子は、江戸時代の享保二年(1717)に寄進されたものです。

他、五大明王図、釈迦涅槃図、棟方志功「普賢菩薩」、志賀直哉書、近松門左衛門書など、さまざまな秘仏や書画を公開しております。貴重な歴史的文化財をこの機会に是非ご覧ください。